2人目出産の記録

36週を迎えた深夜2時半頃目が覚める。

トイレに行きたいでもなく、胎動が激しかったわけでもなく、ふと目が覚めた。

 

スマホで時間を確認してトイレ行こうかなー寒いしめんどくさいなーとゴロゴロしてると、下の方…感覚的に子宮口の近くで胎動とはまた違う、赤ちゃんではない何かがぶるるん!と震える感じがした。

そこからじわじわとナプキンが濡れる感触。

一瞬おもらしかと思ったけど、起き上がっても立ち上がっても止まらず、突き当りにあるトイレに行きかけたところで「これが破水か!!」と気付いた。

幸い薄いナプキンをしていたのでこの時点ではズボンがぐっしょりな程度。

一度1階へと降りて、入院用の荷物の中から上の子の時に余った大きい産褥ナプキンと、ついでに産褥ショーツを出してトイレに向かう。

 

トイレに座るとまだまだ羊水が漏れ、産褥ナプキンは産後すぐ使う大きいのと夜用ナプキンみたいなのを重ねて装備。やっとズボンを履き替える。

冷静だったのかパニックだったのか…濡れたパジャマを余洗いして洗濯を開始するという、今考えてみるといらなかったんじゃないかって事もしてから夫を起こした。

 

「破水!破水した!」

 

夫、文字通り跳ね起きました。

遅刻だって気付いた時ぐらい勢いよかった。

元々使ってた入院荷物に産後用の荷物が入った袋を加えて病院へ。

翌日の診察に合わせて上の子を夫実家に預けていて、この時は本当ナイスタイミングだったと思う。

 

ちょうど私の担当もしてた看護師さんが夜勤をしてて「あれ!早かったね!」みたいなノリでそのまま陣痛室へと案内される。

陣痛室で診察…間違いなく破水してます、とのこと。

 

そこから長い1日が始まりました。

 

明け方4時、子宮口クローズ(0cm)から開始。

〜朝ごはん(7時)生理痛程度の痛み。

動く度に破水し、羊水多めだったお腹がだいぶ軽く、そして小さくなる。この時点で快適なお腹になってました。

〜昼ごはん(12時)7~10分感覚の時折息が詰まる様な痛み。破水はほぼ落ち着くものの、2人目にしては進みがイマイチなのでリラックスチェアでゆらゆらし、たまに寝る。

〜夕ごはん(18時)昼食後に痛みが強くなり、逃がすのも辛くなってくる。

5分間隔前後まで行くものの子宮口は4cm。

痛みをそのままに間隔が開いたりするのせいで苦痛の時間になる。

食欲だけはあって、ここまでの食事はフーフーと痛みに耐えつつ完食。

1ヶ月ほど入院していたせいか看護師さんや助産師さんは顔見知りが多く「あれ?おかえりなさい」と言われまくる。

 

19時。

赤ちゃんの下りがイマイチだけど子宮口は6~7cmになり念願の分娩室へ。

 

このまますぐ産まれると思ってた私。

けど現実は全然甘くなかった。

 

続く