妊娠
快適な尻を手に入れ、あとは妊娠するだけ!
のはずだった…が、世の中そんな甘くなかった。
妊娠、流産、妊娠、流産。
3回ありました。
どれも、繋留流産というお腹の中で心拍が止まってしまう流産でした。
1回ならよくあること。
2回もまあなくはない。
3回だと紹介状の案内と不育症のパンフレットをいただきました。
現状、習慣流産という病名らしい。だから検査をしましょうということらしい。
ああ私は不育症なのかもしれないのか。
その時の感想は落胆でも悲しいでもなく、すとんと納得して、淡い希望の様なものがわいた気がします。
結果によっては治療法があり、赤ちゃんに会えるのかもしれない。
とはいえその当時の私は精神的な傷は深かったらしく、3回目の頃には仕事をやめていたのもあって何をする気にもならず1日横になっていました。
というのも毎回10週前後での心拍停止。
先週まで動いてた心臓、人の形っぽくなっていた体、今週は動いてない。
淡々と手術の日取りが決められて、病院内では泣きたくなくて車まで我慢した。
なんでだ。
先週までなんともなかったじゃないか!
なんでまたなんだ。
おかしいだろこんなの。
手術前日の前処置(ラミナリア)痛い。
術後の収縮剤による酷い生理痛みたいなのも痛い。
手術の時、自分が『痛い、痛い』と言ってる夢を見た。でも手術後で麻酔抜けかけたときの現実だったらしい。
そんな思いは嫌だった。
もうしたくない。
だけど子どもはほしかった。
現実と向き合う気力がわいてきたのは年が明けてからだった。
3回目の手術から半年がたっていた。
次回からは不育症編。大きな病院どんとこい。